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ハリー・ボッシュはここから始まった!記念すべきシリーズ第1作『ナイトホークス』の魅力

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海外ミステリファン、そしてハードボイルド小説好きなら絶対に外せないのが、マイクル・コナリーが生んだ孤高の刑事ハリー・ボッシュ・シリーズです。

記念すべきシリーズ第1作目となる長編デビュー作『ナイトホークス』(原題:The Black Echo)は、1992年のアメリカ探偵作家クラブ(MWA)のエドガー賞長編賞を受賞した歴史的名作です。

ベトナム戦争の深い影、組織の圧力にも屈しない刑事の執念、そして鮮やかに張り巡らされた謎。今回は、多くのミステリファンを魅了し続けるシリーズの原点『ナイトホークス』の魅力と、ネタバレなしのあらすじをご紹介します

目次

主人公「ハリー・ボッシュ」とは

物語のはじめに、主人公「孤高の刑事 ハリー・ボッシュ」のプロフィールを紹介しよう。

推定生年1950年(作中でロス市警のクイーン・オブ・エンジェルス病院で1950年に生まれたとされています。名前の「ヒエロニムス」は、母親が好んだ画家(ヒエロニムス・ボッシュ)に由来する)

経歴・背景

  • ベトナム戦争への従軍:作中の事件より前、ベトナム戦争に「トンネルねずみ」(地下壕の索敵・戦闘を行う任務)として従軍した過去を持つ。
  • ロス市警(LAPD)でのキャリア:約10年間ロス市警の強盗殺人課(RHD)で勤務していたが、のちに「ドールメーカー事件」での行いにより停職処分を受け、ロス市警の下水(はきだめ)といわれるハリウッド署殺人課へ左遷された。
  • 『ナイトホークス』本編の動向:非行少年の通報を発端とした殺人事件を相棒のエドガーと共に捜査。被害者がベトナム時代の戦友だったことから、1年前の未解決の銀行強盗事件へと導かれていく。
  • FBIの女性捜査官エレノア・ウィッシュと関わりながら、組織の圧力や内務監査課の監視を潜り抜け、事件の真相へと迫る。

物語の紹介

ある夜、マルホランド・ダムの近くで非行少年が遺体の遺棄を目撃し、911に通報する。現場に出動したロス市警ハリウッド署殺人課の刑事ハリー・ボッシュは、一見すると薬物過剰摂取による事故死に見せかけた、巧妙な殺人事件であることを見抜く。

相棒のエドガーと共に捜査を開始したボッシュは、犠牲者の顔に見覚えがあった。それは、かつてベトナム戦争で「トンネルねずみ」として共に戦った戦友メドーズだった。

被害者の自宅や残された質札を調べたことから、事件は1年前に発生した謎めいた銀行強盗事件へと繋がっていく。犯人グループは下水道からトンネルを掘り、金庫室の床下から侵入するという大胆な手口を使っており、そこには元ベトナム帰還兵たちの影がちらついていた。

ボッシュは、当時この銀行強盗事件を担当していたFBIの女性捜査官エレノア・ウィッシュに協力を求め、共に事件の真相へと迫っていく。ベトナム戦争のトラウマ、警察組織の圧力、そして複雑に絡み合う銀行強盗の謎。孤高の刑事ボッシュの執念が、暗闇の真相を暴き出す——。

むすび

マイクル・コナリーのデビュー作にして、エドガー賞長編賞を受賞した『ナイトホークス』。

本作の大きな魅力は、何と言っても主人公ハリー・ボッシュの「妥協のない頑固さ」と「圧倒的なリアリティ」です。事件の謎解きとしての面白さはもちろんのこと、ベトナム戦争の暗い影を引きずる男たちの哀愁や、緊迫感あふれる警察小説としての魅力がこれでもかと詰まっています。

物語に登場するエドワード・ホッパーの絵画『夜ふかしする人たち(ナイトホークス)』が持つ孤独な空気感が、そのまま小説全体のトーンを彩っているのも非常に印象的です。

まだ読んだことがない方はもちろん、警察小説やハードボイルドが好きなら絶対に外せない一冊。

発売日から相当の年月が経っていますが、電子書籍などの活用もあわせ是非読んでみてください!

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この記事を書いた人

はじめまして、カズです(1944年生まれ 82才)。

ゴルフや週4〜5回のジム通いでアクティブに過ごしながら、大好きなミステリー小説やサスペンス映画の魅力を中心に発信しています。

スギ花粉を避けて毎年2〜4月は那覇で暮らすのが長年のルーティン。これまでの人生で心揺さぶられた「極上の物語」をシニアならではの視点でお届けします!

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