ロサンゼルス市警の卓越した刑事ハリー・ボッシュが、自身の過去に決着をつけるべく難事件に挑むマイケル・コナリーの傑作ミステリー『エコー・パーク』。
長年未解決だった失踪事件と、逮捕された男が語る衝撃の「自白」の裏に隠された真実とは? 本作の魅力とストーリーの導入を、ネタバレなしで分かりやすく紹介します。
あらすじ
ロサンゼルス市警の未解決事件捜査班に所属する刑事ハリー・ボッシュは、かつて自分が担当しながらも迷宮入りさせてしまった、13年前の女性失踪事件の影を引きずっていた。
そんなある日、ダウンタウンLAに隣接するエコー・パーク地区で、車内から女性の遺体が見つかり、男が逮捕される。逮捕された男は、死刑を免れる司法取引の条件として、過去に犯した数々の殺人についての自白を始める。
その自白の中には、ボッシュが長年追い続けていた13年前の女性失踪事件も含まれていた。ボッシュは相棒のキズミン・ライダーらと共に、男の供述の真偽を確かめるための捜査を開始する。しかし、捜査が進むにつれて、男の供述の裏に隠された複雑な事実や、警察組織の判断を揺るがす重大な矛盾が浮かび上がってくる。
果たして男の自白は真実なのか、それとも巧みな罠なのか。ボッシュは、FBIのプロファイラーであるレイチェル・ウォリングらの協力を得ながら、巧妙に仕組まれた闇の真相へと迫っていく。

ポイント
本作は、ボッシュ自身の過去の未解決事件と、冷酷な殺人鬼の心理戦が緻密に描かれるシリーズ屈指の心理サスペンスです。主人公が抱える宿命や、人間としての葛藤が深く掘り下げられています。
直情径行で上に媚びず、おのれの信念に真っ正直なハリー・ボッシュ。ロス市警という巨大な組織のなかで、自分の立ち位置を危うくしつつも信念をつらぬく刑事ボッシュを、これからもドキドキ・ハラハラしながら見守りましょう。




コメント