マイクル・コナリーの略歴
1956年、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのミステリ作家(ハードボイルド、犯罪小説)。フロリダ大学を卒業後、新聞記者として活動し、主にロサンゼルス・タイムズ紙で犯罪担当記者を務めました。
1992年、新聞記者時代の経験を活かして執筆した長編『ナイトホークス』で小説家デビューを果たし、同作でエドガー賞処女長編賞を受賞。以降、ロサンゼルスを主な舞台としたリアリティあふれる警察小説や法廷サスペンスを次々と発表し、現代アメリカを代表する世界的ベストセラー作家となりました。
代表作である「ハリー・ボッシュ・シリーズ」や「リンカーン弁護士シリーズ」などは世界中で絶大な人気を誇り、数々の映像化作品も大きな話題を集めています。

「ブラッドワーク」「リンカーン弁護士」など
映画もとても面白い!
主な作品群と簡潔な粗筋
【ハリー・ボッシュ・シリーズ】(代表作)
ロサンゼルス市警殺人課の孤高の刑事・ハリー・ボッシュを主人公にした看板シリーズ。社会の闇や組織の圧力に屈せず、執念の捜査で真実を追求します。
- 『ナイトホークス』 (1992)
- 粗筋: ベトナム帰還兵の過去を持つロス市警の刑事ボッシュが、元戦友の変死事件をきっかけに、銀行強盗団の陰謀と自身の過去に立ち向かう記念すべきデビュー作。
- 『シティ・オブ・ボーンズ』 (2002) 粗筋: 犬がくわえてきた少年の白骨死体を端緒に、ハリー・ボッシュが20年前の殺人事件の真相にせまる。
- 『燃える部屋』 (2014)
- 粗筋: 定年最後の年、ボッシュは優秀な若手女性刑事ソトとコンビを。二人が担当するのは10年前に銃撃され、体に残った銃弾による後遺症で亡くなったばかりの元ギタリストの事件。


ストーリーはその都度・完結型なので、もちろんシリーズの途中から読み始めても大丈夫です!
ハリー・ボッシュ・シリーズ刊行順リスト
このシリーズを読み始めるあなたに、刊行された年代順のリストをまとめました。
| 番 | 邦題 | 原題 | 日本での主要な初版発行年 |
| 1 | ナイトホークス | The Black Echo | 1992年 |
| 2 | ブラック・アイス | The Black Ice | 1993年 |
| 3 | ブラック・ハート | The Concrete Blonde | 1994年 |
| 4 | ラスト・コヨーテ | The Last Coyote | 1995年 |
| 5 | トランク・ミュージック | Trunk Music | 1997年 |
| 6 | エンジェルズ・フライト | Angels Flight | 1999年 |
| 7 | シティ・オブ・ボーンズ | City of Bones | 2002年 |
| 8 | 夜より暗き闇 | Lost Light | 2005年 |
| 9 | 天使と罪の街 | The Narrows | 2006年 |
| 10 | 終決者たち | The Closers | 2006年 |
| 11 | エコー・パーク | Echo Park | 2007年 |
| 12 | 死角 オーバールック | The Overlook | 2007年 |
| 13 | ナイン・ドラゴンズ | Nine Dragons | 2009年 |
| 14 | 転落の街 | The Drop | 2011年 |
| 15 | ブラックボックス | The Black Box | 2012年 |
| 16 | 燃える部屋 | The Burning Room | 2014年 |
| 17 | 贖罪の街 | The Crossing | 2015年 |
| 18 | 訣別 | The Wrong Side of Goodbye | 2016年 |
| 19 | 汚名 | Two Kinds of Truth | 2017年 |
| 20 | 素晴らしき世界 | Dark Sacred Night | 2018年 |
| 21 | 鬼火 | The Night Fire | 2019年 |
| 22 | ダーク・アワーズ | The Dark Hours | 2021年 |
| 23 | 正義の弧 | Desert Star | 2022年 |
最新作 : 「迷宮」 2025年12月発売の最新作です。
【リンカーン弁護士(ミッキー・ハラー)シリーズ】
高級車リンカーンの後部座席をオフィスの代わりにして活動する、型破りな弁護士ミッキー・ハラー(ボッシュの異父兄弟)が主人公の法廷ミステリ。
- 『リンカーン弁護士』 (2005)
- 粗筋: 悪徳をも恐れない敏腕弁護士ハラーが、ある御曹司の殺人未遂・暴行事件の弁護を引き受けるが、それは巧妙に仕組まれた罠だった。
- 『真鍮の評決』 (2008)
- 粗筋: 殺害された同業者の弁護士の顧客を引き継いだハラーが、新たな大きなビジネスチャンスと、自身に迫る魔の手の間で揺れ動きながら裁判に挑む。
- 『判決破棄』 (2011)
- 粗筋: ボッシュの異父兄弟である弁護士ミッキー・ハラーが主人公。いつもの弁護側ではなく、特別検察官として24年前の少女殺害事件の再審に立ち向かう。異母兄弟のハリー・ボッシュも調査員として深くかかわる。
【その他の主要シリーズ・単発作品】
『わが心臓の痛み』 (1999)
- 粗筋 : 元FBIのプロファイラーで心臓移植を受けたテリー・マッケイレブが、自身のドナーの死に隠された殺人事件の真相を執念で追うノン・シリーズの傑作。映画化もされました。
『警告』(2020)
粗筋 ; 敏腕記者ジャック・マカヴォイが、過去のシリーズから離れて単独で登場するサスペンス。個人遺伝情報データベースを悪用した凶悪な連続殺人犯を追う、緊迫のジャーナリズム・スリラー。



「ブラッドワーク」は「我が心臓の痛み」の映画版
クリント・イーストウッド監督・主演の傑作!
むすび
現代警察小説の第一人者、マイクル・コナリーの作品群はずいぶんと読みましたが、一作一作が独立したストーリーで飽きさせない。作家コナリーの類(たぐい)まれな著作力の恩恵に、あなたとともに浴しましょう。











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